iPhoneやiPadは便利だが、長文を打つのには不向きだ。純正のキーボードを買ってみてもいいが、結構な値段がする。そこで丁度良いものがないか探してみた。
そこで見つけたのが、このエレコムのTK-FBP102だ。3000円というにも関わらずiOSだけではなく、MacやWindowsもサポートしている。あと何より嬉しいのはUS配列ライクだという点だ。
JIS配列を使っている人からすれば、わざわざ何故そのようなものを使うのか不思議でしかないと思うが、US配列は使いやすい。US配列はFとJに指を添えたときに自然とEnterに小指が乗る。理由はLの隣にUS配列では2つしかキーが無いが、JIS配列だと3つも余計にキーがくるからだ。
そのせいでFとJに指を乗せたときにUS配列だと綺麗に左右を2分するように手が置けるが、JIS配列だと微妙に左に寄ってしまう。結果的に毎回Enterを押すために右手を移動させることになり非常に面倒だ。手が大きければよいかもしれないが私はそこまで大きくないのでとても不便。US配列だとその煩わしさから解放される。
しかし、US配列はメリットばかりではない。当たり前だが日本語への入力 切替が面倒だ。 毎回cmd+Spaceを押すのはEnterキーの場所などどうでもよくなるくらい重労働であり、下手をすれば発狂する。
その点このキーボードの素晴らしいのが、変換キーがWindowsと同じ場所に付いているということだ。こいつを一発押せば、英数かな変換があっという間にできる。まさにUS配列とJIS配列のいいとこ取りなのだ。しかも、CmdキーやCtrlキーの位置はいつもと同じなので、MacでもWindowsを両方使っていても困ることのない配列になっている。Windowsユーザーが格安でUSキーボードを使うにも良さそうだ。
打感は前世代のapple wireless キーボードをさらに少し鈍くした感じなので、良いかどうかと言われると微妙。だがそれを吹っ飛ばすくらいのメリットがあるので自分は気にならない。またとても軽いので、持っていくのにも苦にならない。スマートフォンと組み合わせることで、どこでも気軽に文字が起こせる。
価格も3000円程度と「とりあえず買ってみる」というだけもいいくらい安い。打感に期待してはいけないが、色々なデバイスで使えるUS配列とJIS配列のいいとこ取りのキーボードとしてはかなりよいものだと思う。