【SEL20F28+VCL-ECF2】成田の秘境。100年前から殆ど姿を変えない駅、下総松崎駅

写真と旅行

成田線の駅にひときわ目立つ古い駅がある。名は下総松崎駅。明治に建てられたまま、以前としてその姿を殆ど変えないままである。東京駅は1914年に開業されたから、1901年に開業されたこちらの駅の方が13年も早く開業している。近くに高校があるため人の姿は耐えない。調べると1日の利用者は700人程度だという。ウィキペディアで1990年からの利用者の推移を見いていても最大で1000人で最低でも700人弱程度だから、ほとんどが地元の高校生の利用だろう。

部活終わりと思われる高校生とすれ違う

常磐線に乗り入れるため、都内で見かける車両がこのような場所に停車しているのはとても違和感がある

夏というこの季節と、ノスタルジィたまらないこの駅舎と制服姿の高校生。次回の新海誠映画にはこの駅舎が確実に出る。絶対に出る。間違いない。私の予想はよく当たる。むしろこれの記事を見て新海誠が感化されるかもしれない。どうですか、新海先生。いい駅舎でしょ?次回作は決まりましたね。

駅舎の入り口に立つとそのままホームが見える。改札は機械でななく有人である。首都圏の線路で未だにこのような駅があるというのは驚く。地方に行けば自動改札がない駅は多い。ただそういった駅は最近は老朽化で取り壊されてプレハブ小屋に取って代われることが多い。そんな中で、明治の匂いを残しつつ、いまだにこのような建築物が使われている。もはや文化財だろう。いや確実に文化財だ。

タイムスリップしたとすら思ってしまう看板の書体。国鉄時代から変わっていないのだろうか。一方で今の駅にもあるゴミ箱やICリーダーもそこまで違和感なく建物と溶け込んでいる。

この駅舎だけで写真集が一冊できるレベル。ああもう。好き

しもうさまんざき

駅員の方と話しをしたら、建屋のなかには明治何年に建築と書いてあるから、間違いなく明治の建物と言われた。明治の建物を一言で言えば和洋折衷だろう。神戸の異人館といい、東京や各地に建てられた迎賓館といい、明治時代に建てられた建物は独特な雰囲気を漂っている。その魅力にとりつかれる人も多いだろう。かく言う私も愛してやまない。西洋の建物なのによく見ると屋根は瓦で、室内に入ると天井は竿縁天井。よくよく見るとなんだか下手物のようにも思ってしまう。明治時代の建築物の不思議な雰囲気は、西洋に追い付くことに明け暮れていた狂乱の時代の残り香なのかもしれない。

この駅舎だけ別世界の時間が流れている。