SEL20F28を購入した
私は普段NEX-5Rを使っている。APS-Cサイズのセンサが入っていて、Wi-Fiが内蔵されていて、USBから充電できるし、何より小さくてコンパクトなのが気に入っている。中古ならレンズキットで3万円はいかないし、ボディだけなら2万円ちょっとで買える。カメラが欲しい人にはもってこいの一台だと思う。
そんなNEX-5Rをもっとコンパクトにしたくて、単焦点レンズのSEL20F28を購入した。その名の通りF2.8の明るい単焦点レンズだ。

NEX5RとSEL20F28
これを購入する際にSEL16F28と悩んだのだが、あまり解像度がよろしくないと店員に言われたので、SEL20F28を購入した。プロテクターは、marumiのEXUS、φ49mmを合わせて購入した。
SEL20F28のスペック
SONYのページには、次のように書かれている。35mm換算で30mmなので使いやすい。
35mm判換算焦点距離:30mm
レンズ構成:6群6枚
最短撮影距離:0.2m
最大撮影倍率:0.12倍
フィルター径:φ49mm
大きさ:最大径φ62.6×全長20.4mm
質量:約69g
MTF曲線
MTF曲線は次の通り。MTF曲線についてはニコンのページがわかりやすい。単純に「10本/mm の曲線が1に近いほどコントラストがよくヌケの良いレンズになり、30本/mmの数値が高いほど高解像なレンズ」と言える。
SEL20F28のMTF曲線をみると開放時には解像度が落ちるが、絞った際のコントラストは100%に近く、絞った際は解像度が良いレンズだと言える。この価格帯のレンズにしては良い方ではないだろうか。

SEL20F28のMTF曲線
ちなみにSEL16F28のMTF曲線は次の通りである。グラフを見ると画像中心から距離が離れれば、離れるほど解像度がガクンと落ち、ヌケが悪いことがわかる。

SEL16F28のMTF曲線
SEL20F28を使ってみて
圧倒的な薄さ
まず、素晴らしいのがその薄さだ。レンズを装着した状態で、ボディの幅は55mm程度しかない。コートのポケットにそのまま突っ込んでおけるサイズだ。

ボディ幅
何よりめちゃくちゃ軽い。付属されていた標準ズームレンズのSELP1650は116gだが、このSEL20F28はその大体半分程度しかない。右手だけで楽に撮影することができる。先日、雨の中撮影した際も傘を左手で持ちながら、右手でバシバシ撮ることができた。通常の一眼レフでは重くて、そのようなことはできない。
付属のレンズフードについて
このレンズにはフードが付いているが、付けてしまうと厚さが5mmほど増えてしまうので、私は付けていない。レンズフードにも、プロテクターが付けられるように溝が彫ってある

レンズフードを付けた状態でレンズプロテクターを付けることができる。
ワイドコンバーターで手軽にフィッシュアイ
そして、SEL20F28とSEL16F28にはワイドコンバーターが付けられる。VCL-ECF2 とVCL-ECU2とSEL075UWCがそうである。この中でもVCL-ECF2はフィッシュアイで、それ以外はワイドコンバージョンレンズである。フィッシュアイを手軽に楽しめると言う点では、価格的に魅力だと思う


作例
浅草に行ってSEL20F28の試し撮りをした作例をいくつか掲載する。
まとめ
手のひらに収まるコンパクトなミラーレスカメラで、ここまで撮れるなら御の字ではないだろうか。小さくて軽いと持ち運ぶ気にもなるし、何より疲れない。SEL20F28にしたことで60gほど軽くなったが、この60gは手に持つとはっきりと差がわかる。女性やお年寄りの方でも何不自由なく扱える重さだろう。
別にカメラはうん十万ないと始められないわけではない。ある程度あれば十分なものを見極めれば、3万円でも不自由無くカメラは始められる。