EARINを購入して一ヶ月が経った。物珍しさで購入したので、すぐに手放すかと思っていたが、今では生活のお供になっている。
ペアリングについて
ペアリング自体はとても簡単で、収納ケースからEARINを取り出せば、何もしなくてもペアリングできる状態になる。この状態からスマホ側でペアリング操作をすればいい。また、何度やってもペアリングできない場合は、一度ケースにEARINをしまって再度取り出せば、ペアリングできる状態になる。
電池の持ちについて
まず、電池の持ちについてなのだが、連続使用可能時間が2時間50分なので、普段の通勤通学なら問題ない。一日中付けっぱなしというのは出来ないが、定期的にケースに入れて充電していれば困る事はない。耳を休めるのにも丁度いいので、私はあまり気にならない。
ただ、電池が切れるときはアラームが鳴って数分後にはいきなり切れるので、もうちょっと穏やかに切れて欲しい。本当にいきなりブツンと切れる。電池持ちに関してはこの程度の不満しか無い。
音の良さ
周波数応答のグラフを探したが、見当たらなかったので、感覚的に記したいと思う。これはBluetoothの無線方式にかなり寄る。例えばiPhone等が採用しているAAC形式だと高周波が全部ぼわぼわして籠ったような音になる。まるでiPhoneでSE215を使っているかのような音に感じた。しかし、Xperia等が採用しているaptXだと、全くそのようなことはなく、「外で使うなら、XBA-A3じゃなくてこっちでもいいかな」と思える程度になる。音の善し悪しは端末の対応方式に寄ってしまう。
遮音性の高さ
使ってみて凄いと思ったのが、遮音性の高さだ。Complyのイヤーチップを使用しているとあったが、まさかここまでとは思わなかった。以前XBA-A3でComplyのイヤーチップを試してみたが、あまり遮音性を感じなかった。球体の方が遮音性が良いらしい。
まだ飛行機では試していないが、地下鉄等では遮音性の高さを感じているし、EARINを使い始めてからはノイズキャンセリングイヤホンを使っていない。
完全無線のメリット
例えば、夏場では首回りに汗をかいて、そこにイヤホンのコードが当たると不快感極まりなかったが、EARINではそのようなことはない。また、無線だと音が飛ぶようなイメージがあるが、カバンの中にスマホを突っ込んでも1mくらい離れる程度なら全く問題ない。スマホを入れたカバンを電車の網棚に置いておいても問題ない。ただ、無線が干渉するような場所では音が頻繁に飛ぶ。例えば、秋葉原ならUDXのあたりだとか、駅前あたりは電波の干渉が多く、そのような場所では音が良く飛んだ。
また、コード自体が無いので、イヤホンコードに触れたときに出るタッチノイズも無い。コードがあると、引っかかったり、引っかからないように色々と気を使う。
「どうせそんなにかわりゃせん」とEARINを買うまでは思っていたが、想像以上に違った。スマホも操作し易くなったし、着けるときもコードが絡まっていることも無いので、スムーズに着けることができる。あと、メッチャおしゃれなケースから出てくるので軽くドヤることができる。
ケースについて
ケースは少し大きいので、ポケットに入れていたら邪魔に感じるのではと思っていたが、そんなことは無かった。いつもズボンの前ポケットに入れているが、邪魔には感じない。スマホをポケットに入れている時の方が遥かに邪魔に感じる。
ただ、ケースの形状がめっちゃオシャレなのは良いが、紙コップを口の部分で連結したような形状をしているので、置き場所に困る。机に置くと転がり落ちるのでなんとかして欲しい。
気になったこと
EARIN自体は複数ペアリングができないので、例えばiPhoneにつなげっぱなしの状態でPCで使おうと思っても、一度iPhoneのペアリングを解除しないとPCや他の機器に接続することができない。これが中々厄介で、例えばXperiaで使おうと思っても中々ペアリングできなくて、iPhoneを見たらiPhoneとEARINがペアリングされていたなんてことが多々ある。
不便に感じるのはそのくらいで、あとは、バッテリーの持ちと価格くらいだと思う。3万円は少し高いとは思うが、BOSEのQuietComfort 20もそんなもんだしまぁいいかと、自分に言い聞かせている。賛否両論あると思うが、私は購入して良かったと思っている。