デルタアメックスゴールドと楽天プレミアムカード
私は年に数回ほど国際学会や講演会で海外出張に出かける。飛行機に乗る時間は大抵10時間以上で体にこたえるものがある。会社のチケットはエコノミーでビジネスクラスになることはまずない。少しでも楽になりたいと思って色々調べたところ、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス ゴールドと、楽天プレミアムカードを愛用している。
デルタ アメックスゴールドは、デルタ航空とアメリカン・エキスプレスが提携しているクレジットカード。これを持っているだけでスカイチームの上級会員(Elite plus)になれる。デルタ航空でなくてもスカイチームのエアラインであれば上級会員扱いになるので、優先搭乗やラウンジの使用そして、プレミエアムエコノミーに無料で変更できるというメリットがある。
カードを持つだけでスカイチームの上級会員になれる
スカイチーム加盟のエアラインの上級会員になると、スカイチーム内でのステータスが決まる。つまり、デルタ スカイマイル アメリカンエキスプレス ゴールド持つだけで、デルタ空港の上級会員であるGold Medallionになれるので、自動的にスカイチームのElite Plusのステータスになる。
Elite Plusになれば、優先チェックインや優先保安検査そして手荷物制限の追加など一般的なエアラインの上級会員待遇が受けられる。
また、スカイチーム加盟のエアライン間でマイルの相互利用ができるので、マイルを使った特典航空券の予約やフライトクラスのアップグレードが使用できる。
カードを普段の支払いに使えば100円あたり1マイル還元され、カードを更新するたびに3000マイルが付与される。スカイチームのエアラインを使用すればもちろんマイルは貯まるので、そのマイルを使って航空券を買うことができる。海外に行くことが年に数回ある人にはまさにもってこいのカードだ。
アエロメヒコでメキシコに行った時の私の経験談
以前アエロメヒコでメキシコに行ったとき、会員特典で無料でプレミアムエコノミーに変更した。アップグレードは1回あたり8000円程度なので、乗り継ぎと往復で合わせて4回のアップグレードで年会費の28000円が実質無料のような状態になった。電話のみでの受付だが、スカイチームの上級会員である旨を伝えれば無料でプレミアムエコノミーに変更することができる。
プレミアムエコノミーは足を思い切り伸ばせるので、普通のエコノミークラスに比べて大分楽になる。また、ラウンジも無料で使用することができる。トランジットで4時間待ちだったときも快適に過ごすことができた。
国内線利用で500マイルが貰える(エアラインを問わない)
デルタ航空のキャンペーンで、どんなエアラインを使っても国内線利用で500マイルもらえるキャンペーンを実施している。メダリオン取得者はこの上限が20000マイルになるので、40フライト分が適用になる。旅行や出張で定期的に飛行機を利用する人には嬉しい施策だ。
デルタアメックスのデメリット
年間150万円使わないと翌年にGold Medallionの特典が付与されないこと、年会費が税抜き26000円と少々高いことがデメリットとして挙げられると思う。メインカードをこのカードにしてしまえば年間150万円はクリアできるし、上級会員のメリットは大きいので海外に年に何回か行くのなら気にはならない年会費だと思う。初年度は無条件でGold Medalionになれるので、これから海外旅行に行く人は作っておいて損はない。
学生でも発行できる
ゴールドカードと言っても大抵のクレカは学生でも発行できる。国際学会に参加する際にこの2枚のカードに申し込んだ。海外旅行保険や付帯されているサービスが魅力的だったからだ。
修士2年のときにデルタアメックスゴールドと楽天プレミアムカードを発行した。ただ、大事なポイントがある。それはキャッシングの枠を0円にすることだ。キャッシングの枠を設定してしまうと収入に関する審査が入ってしまう。
学生だと大抵の人はアルバイトで収入を得ていると思うが、それだと安定した収入だと見なされにくいので、審査に通りにくくなる。実際私も学生でキャッシング枠を設定したら審査に落ちてしまった。確かセゾンブルーアメックスだったと思う。
キャッシング枠を設定しなければデルタアメックスゴールドも楽天プレミアムカードも審査が通る。勿論必ずしも通るわけではなく、自分は20歳のときにクレカを作りクレヒスをこつこつ積み上げてきた。今までクレジットカードを一枚も持っていなくて、いきなりゴールドカードを発行するのは難しいと思う。
完全に余談だが、アメックスカードゴールドは2回申し込んで2回ともダメだった。しかもそのうち一回は成田空港でキャッチに捕まり、学生だと何回も言ったのに「申し込むだけならタダですよ!!」と言われて、しぶしぶ申し込んだのに落とされたので今だに恨んでいる。学生では発行できないクレジットカードがあることを知った経験だった。
デルタアメックスゴールドのインビテーションURL
自分がデルタアメックスゴールドのホルダーなので、ここにインビテーションのURLを貼っておく。このURLから申し込むと通常のキャンペーンが下記のような通常とは異なる特典がある。これからスカイチームのエアラインを使う方にとっては悪くない内容だと思う。
他のキャンペーンではビジネスクラスに乗ることでボーナスマイルが25000マイル加算されるというものだが、簡単には達成できるものではないので、こちらの方が手軽にボーナスマイルの獲得ができる内容になっている。
- ご入会ボーナス8,000マイル
- ご入会後3ヶ月以内にカードのご利用合計40万円達成で10,000マイル
- ご入会後3ヶ月以内に合計20万円のご利用達成で、5,000ボーナスマイルプレゼント(←これ)
- カードご利用分の40万円で4,000マイル
楽天プレミアムカードとの使い分け
スカイチームのエアラインを使用できないときは、楽天プレミアムカードに付帯しているプライオリティパスが活躍する。プライオリティパスを持っていれば、無料で指定のラウンジを使用することができる。
付帯されるプライオリティパスのプレステージは、通常ならば429米ドルするが、楽天プレミアムカードならば年会費10800円でプライオリティパスを取得できる。以前ドバイ国際空港のマルハバラウンジを使ったときにも活躍した。
ラウンジ内は軽食が充実していてWi-Fiも使える。国際線だと2時間前には空港について諸々の手続きを済ませる必要があるのでどうしても待機時間が長くなる。大抵の場合ゆっくりできるスペースなど殆どないのでラウンジが使えるプライオリティパスは重宝する。

楽天プレミアムカードを申し込むことで、付与されるプライオリティパスのプレステージ。プレステージは年間使用回数の上限がない。通常年会費が429ドルなので、かなり安く手に入れることができる。アメックスゴールドなどに付帯されているプライオリティパスは年間利用制限のあるスタンダードになる。

朝早いと人が殆どいない。ラウンジではデーツやサンドイッチなどの軽食が食べられる。空港内の椅子はプラスチックの硬い椅子なので、ラウンジにでも行かないとゆっくり休めない。プライオリティパスは私にとって必須アイテムだ。
楽天プレミアムカードなら年会費を余裕でペイできる
セゾンプラチナアメックスカードやMUFGプラチナ、エポスプラチナカードでもプライオリティパスは取得できるが、楽天プレミアムカードの一番の魅力は楽天でのポイント還元で年会費を余裕でペイできることだ。
楽天プレミアムカードを持つだけで楽天市場でのポイント還元率は通常の5倍になる。さらに5のつく日なら+2倍になるし、ヴィッセル神戸や楽天などが試合に勝てばさらに還元率が高くなるので、これだけで年会費の元がとれる。
楽天のふるさと納税ならポイントが付与されるのでお得にポイントが貯められ、普通に使うのにも使い勝手がよいクレカだ。さらに楽天のポイントで投資信託が購入できるので、たまったポイントでNISA枠でひふみ投信などのETFを購入することもできる。

楽天のスーパーポイントアッププログラム。楽天プレミアムカードを申し込むだけでポイント還元率が5%になる。さらに、楽天銀行と楽天市場アプリと楽天証券と楽天モバイルに申し込めば10%還元になるので、ふるさと納税でもすればあっという間に年会費の元が取れる。
楽天プレミアムカードのインビテーションURL
楽天プレミアムカードのインビテーションURLをここに貼っておく。いまならレギュラー会員でも10000ポイント貰えるので、これだけで年会費が実質無料になる。国内と海外旅行の保険が最大5000万円、ショッピング保険が300万円付帯されていたりと、年会費3万円相当のクレカ並みに保険も充実しているので申し込んで損はないクレジットカードだと思う。
まとめ
デルタアメックスゴールドも楽天プレミアムカードも海外旅行で大活躍するクレジットカードだ。羽田空港や成田空港のラウンジを使うこともできるので、国内旅行でも威力を発揮する。楽天プレミアムカードはポイント還元率を10%以上にできるので普段使いでもかなりお得で、申し込んで損はない。付帯されているショッピング保険は高額商品を買うときに安心できる。学生でも発行できるので、まずはお試しで申し込んでみてもいいと思う。